仕事を辞めて
わたしは専業主婦になりました。
三食昼寝付き、なんて夢の夢。
子供が生まれ
実家から嫁ぎ先へ戻った日に
今日からすべてあなたがしてちょうだい
と突然言われて
その日から家事全般すべての事を
わたしがする事になりました。
内心
（赤ちゃんいるのに
それも突然今日から？？）と思いましたけれど
結果的にはその時に交代しておかなければ
自分自身もずるずるとお姑さん任せに
なってたかもしれませんし
良かったんだと思います。
でもね
何度か飛び出したかったんです。
あまりに生活が窮屈過ぎて・・・
主人も仕事で帰宅が遅く
自由に外に出ることも出来ず
実家や友達への電話も
その頃は各自の携帯などありませんから
「電話代がかさむ」と言って
させて貰えませんでしたし
帰省も
お正月には義姉が帰って来られるまでは
許されず
その上、義姉の帰省が遅れて
15日頃になると
「もうお正月終わってるよ
帰る必要ある？」と言われ
帰らせて貰えませんでした。
実家までは車で1時間半
ですが
1年に1度帰らせて貰ったらいいほうでした。
夫婦で子供を連れて
日曜日に遊びに行こうと思っても
必ず親と一緒に行動しなければならず
土日の行動は
どこに行くにも全員一緒でした。
義父と義母は二人で旅行に行くけれど
わたしたちは夫婦と子供で出かけるのは
許されませんでした。
今から考えたら
もっと自由にすれば良かったのに
どうして我慢したんだろう
と思いますが
やっぱり実家の両親の事を悪く言われるのが
一番嫌だったんですね
それに尽きました。
わたしに気に食わないところがあると
すぐに
「実家のご両親は
どんな育て方しはったんやろね」
って何度も言われました。
それを言われるのが嫌で
我慢したんだろうな～と思います。
窮屈な生活は続き
なんとかお金を貯めて
自分たちで生活しようと思い
家を出ることを考えましたが
なんせ、食費も親が出すのは一部だけで
家族五人の生活費のほとんどを
まだ安かった主人のお給料で
やりくりしてましたので
とても無理でした。
それに主人のお父さんが
定年後に購入した家のローンは
わたしが結婚する前に無理やり主人を
親子ローンにされてましたので
新しく組めない状態でした。
ほんと。、今から考えると最悪です。
主人の父が飲み過ぎて
電車を乗り越して
終点の駅まで行った時も
「わたしは車に乗れないから迎えに行って来て」
と言われ
迎えに行くのが当たり前って感じでした。
その頃、ナビなんてありませんし
深夜1時に
地図を見ながら
恐々知らない場所の駅を捜していくのも
怖いですし
一緒に乗って来て貰えませんか？と言っても
「子供が寝てるから子守りしておくわ」と
こんな時だけ都合よく言われました。
車でひとり知らない駅まで
迎えにいくのはほんとに怖くて・・
そうゆう時に限って
主人は出張で留守だったりするんですよね
酔っぱらって駅で寝ている義父を
なんとか車に乗せながら
情けなくて涙が出ました。
やっとの思いで連れて帰っても
一言の感謝の言葉もありませんし、
主人に謝られても
なんか違うよな・・と思いながら
悶々とする日々が続きました。
近所には
わたしくらいの若い方は
ほとんどいらっしゃらず
仲良くして貰える人もいませんでした。
なので、ご近所の付き合いの事なども
もう少し教えて欲しかったのですが
知らん知らんで逃げるばかりで
良くわからず
町内会の仕事や冠婚葬祭の事も丸投げで
わからない事だらけでした。
ちょっとアドバイスするだけでも
してほしかったけれど
自分の都合の悪い時だけ
「わたしは子守りしてるから行って来て」
といいように使われました。
それから数年して
子供も三人になり
いよいよ家が狭くなり
子供たちが喘息だった事もあり
空気の良いところへ
引っ越すことになりました。
もちろん、二重でローンは組めませんので
親付きの引っ越しです😢
今まで住んでいた家の売却が決まり
家を建て始めた頃に
突然義父が亡くなり
姑としては
慣れた土地からの引っ越しと
ご主人の他界と
辛い事が重なったと思います。
そのせいか
わたしへの意地悪はますますひどくなり
わたしはストレスから
メニエール病やら発性難聴になりました。
結婚してから引っ越しをするまでの約８年
ほとんど、家族以外の人と
話をする事もなく
精神的にもやられていたせいか
子供の幼稚園などの保護者会などで
自己紹介をする時に
冷や汗をかいたり
言葉がうまく出ない時もありました。
でもその頃はまだ
心療内科をよく知らず
まさか自分がそんな状態になってるとは
思ってもいませんでした。
