次に向かったのは
立江寺です。
やっと山から下りて
町の中に戻って来ましたよ~
こちらもお地蔵さまがご本尊のお寺です。
駐車場はゲート式の広い駐車場があって
300円で停められました。
お寺の周りに溝があるのですが
そこに小さなお魚が沢山泳いでいましたよ。
水が綺麗なんでしょうね
立派な多宝塔もありましたよ。
わたしは
このお大師様像に
なぜかとても心惹かれました!
和やかなお寺ですが
実はこちらの立江寺は
四国霊場の各県に配置されている
関所寺と呼ばれるお寺で
ここでは
「邪悪な心を持つ者は
お大師様の審判を受けて
前に進めない。」そうなのです。
その伝説として
黒髪お京の肉付き鐘の緒があるそうですよ。
簡単にお話すると
昔、お京という女性が島根にいて
大阪へ芸者さんとして働きに行きました。
好きな人が出来たお京さんは
ふたりで逃げ出して
故郷で結婚するのですが
幸せな生活も束の間・・・
彼女は他の人と今で言うところの
不倫をしちゃって
その相手と共謀して
旦那さんを亡き者にしちゃったそうなのです。
現代でもありそうな話ですよね(;゚ロ゚)
そんな不倫相手となんとか逃げ延びて
四国に渡り心中を試みますが
失敗してしまいます。
ふたりは
手に掛けてしまった亡き主人の供養のために
お遍路さんをする事にしたそうです。
そして
ここ立江寺まで来た時に
突然お京さんの髪の毛が逆立ち
鐘の緒に巻き付いてしまうという事件が起こりました。
驚いたふたりは住職さんに助けを求めます。
ご住職は
「これは何かしらの罪の報いであろう」と思い
今までの悪行をすべて打ち明けるように言いました。
正直にすべてを打ち明けると
髪の毛は鐘の緒から外れて
なんとか命拾いをしたそうです。
その後は二人は
このお寺近くで庵をむすび
ひたすらお地蔵さんを拝み
一生過ごしたそうです。
肉付きの鐘。。
なんて、怖い文言を本で読んで
ちょっと身構えていましたが
なんとか関所寺を通過させて頂き
ほっとしました♫
次は恩山寺へ向かいます!!
立江寺
四国八十八か所霊場第19番札所
ご本尊 延命地蔵菩薩